今年も残りわずかとなりましたね。

一年が終わる前に、今年あった大きな出来事を振り返りたいと思います。

手術のことについては、同じく膝の痛みを抱えているお客さまからもよく質問されますし、自分自身も色々な方の体験談が参考になったので、残しておきたいと思います。

最初に半月板損傷の診断がついたのは、5,6年くらい前。記憶が曖昧ですが、もっと前かも・・・。

その頃はまだ、時々クラシックバレエにも通っていて、大人のクラスの教えもしていました。

不安定なところでバランスをとろうとした時の違和感から始まり、何をしても左ひざ内側の痛みがとれなくなりました。

整形外科に通ったり、整骨院に通ったりもしましたが、数ヶ月たっても痛みが取れず、大きな病院でMRIを撮ることに。

診断の結果は、内側半月板損傷。損傷の向きや状態から、縫合はできないので、手術するなら切除しかないと言われました。膝にかかる力を分散したり、衝撃を吸収してくれる働きをもつ半月板を切除してしまうと、将来的には変形性膝関節症になる可能性が高くなります。

悩みに悩んだ末、温存療法を取ることに。その代わり、膝の捻れが伴う動きや、激しい運動は難しくなり、バレエは勿論、走ったりジャンプしたりするようなこともできなくなってしまいました。

元々のO脚に加えて、小さい頃からバレエで無理にターンアウトをしようとしていたことで下腿が外旋してしまい、膝の内側にかかる負担が大きかったんだと思います。そこからはピラティスでも脚の捻れを修正するように意識して動くようになりました。

それでも、寝返りで変な方向に膝が入ってしまったり、慌てて立ち上がった時に膝が捻れたりして、痛みがでることも多く、その度に整骨院に通うような生活を数年送っていました。

去年の秋に痛みが出てからは、何ヶ月整骨院に通っても痛みが引かず、膝専門医のいる病を紹介され、再度MRI検査。

以前より状態が悪化していたことと、痛みが酷くびっこを引いた状態が長く続き、身体のバランスも崩れてきていたこと、家の階段の昇り降りが難しい状態だったことから、手術をすることに決めました。

そこからは、あっという間に話が進み、全身麻酔の関節鏡手術で縫えるところは縫い、無理なところは切除することに。2泊3日の入院で、手術日は4/13に決まりました。仕事も調整し、入院日から1週間の休みを取りました。

手術前日の9時に入院。14日14時に手術、翌15日10時に退院というスケジュールです。

入院後、検査と松葉杖の練習があったものの、かなり暇でした。持っていった本もあっという間に読み終わってしまい、Wi-Fi環境も無しのお部屋。ラッキーなことに個室だった為、ベッド脇のスペースでひたすら筋トレに励みました。手術後1ヶ月は松葉杖なので、筋力が落ちることを想定して。

そして手術当日。手術室に入ると、想像していたより沢山の看護師さんや研修医の方々に囲まれて、緊張はMAXに。緊張しすぎて、手術前のことはあまり覚えていないのですが、すぐに麻酔がきいたようです。名前を呼ばれて目を開けると、手術が終わったことを告げられ、その次に目を覚ました時には病室で、夕方になっていました。

脚は太腿から足首まで頑丈に固定されていて、動かせません。

痛み止めの点滴が入っていたので、痛みはなく、トイレに行きたい時には看護師さんを呼んで、車椅子に乗せてもらい、連れて行ってもらいます。頻繁にナースコールが鳴っているのが聞こえていたので、申し訳ないなと思いながらも、お世話になりました。

次の日朝10時に退院予定だったのですが、こんな状態で本当に明日の朝退院できるのか不安になりました。

数時間毎に点滴の取り換えがあった為、夜はあまり眠れませんでしたが、朝方には点滴が取れ、松葉杖で歩いてトイレに行けるようになり、朝食後に先生の回診がありました。

膝に2箇所穴を開け、予定通り縫えるところは縫い、切除する部分は切除したとのこと。装具と包帯を外すと、見たこともないくらい腫れ上がって内出血した膝が出てきました。

膝の内側と外側2か所の傷口には小さなテープが張ってあり、その上に膝全体を覆うように大きな防水テープが張ってありました。

膝は伸ばしきらないで今の状態を保っておくこと。装具はなるべく着けておくこと。荷重制限(体重の3分の1だったかな?)を守ること。傷口のテープはこのまま一週間外さないこと。足首の底背屈の動きは積極的に行うこと等を指示されました。

痛み止め等のお薬を処方してもらい、一週間後の診察予約を取って終了です。

長くなりそうなので、続きはまた書きます。